家づくりの特徴
古澤建築は、嬬恋・軽井沢・上田を中心に
注文住宅を手がけている町の小さな設計事務所・工務店です。
私たちが大切にしているのは、
その人らしい暮らしに馴染む住まいづくり。
建てて終わりではなく、長い間愛着をもって住んでいただく。
住まいは「暮らしの容れ物」と言われるほど、
人の暮らしの土台になるものです。
家のつくりや印象は、あなたの毎日になにかしらの影響を与えています。
ときには、その人らしい暮らしを理解するため、
今の住まいを訪問させていただくこともあります。
家族が大切にしている空間。
掃除しづらくて困っている角。
変化していく家族の形。
心地よさは引き継ぎながら、
これからの暮らしを育んでいく新たな住まいをつくりあげる。
ぜひ、そんなお手伝いをさせてください。
家づくりの手順
初回相談
住まいは、暮らしの容れ物です。
まずは、現在の住まいについて教えてください。
どのように暮らされているのか、可能であればお家まで足を運び、理解を深めます。
そして、これからつくる住まいへの思いやどんな暮らしをつくっていきたいか、あなたの理想をお聞かせください。
ご予算や今後のライフプランまでふまえた最適なご提案を行います。
プランニング
ご相談内容をもとに、プランニングを行います。
お打ち合わせ回数に制限はありませんので、理想の住まいをあなたと、そしてご家族と一緒に考えていきましょう。
施工
施工が進むと、そこでの暮らしをより具体的にイメージできるようになります。
すると、「もっとこうしたい」という想像がふくらみますが、一般的には、施工着手後の仕様変更にはなかなか対応してもらえません。
私たちは、工事がはじまった後も細かなお打ち合わせ・ご相談を行いながら、あなたの暮らしに寄り添う住まいづくりを地域の職人たちと進めていきます。
家づくりの技術
構造
許容応力度計算をすることにより屋根、2階床、1階床、基礎、地盤までの力の流れを考慮した設計を行います。
(耐震等級2を標準仕様)
また、地域の森林資源を積極的に活用しています。
群馬県産材の構造材には集成材、桧、杉など、すばらしい木材があります。
用途にあった木材を適材適所で選定し、使用しています。
断熱
断熱性能(省エネ対策等級4)を上げることにより、室内を均一な温度環境に保つことが可能になります。
不快な温度差はなくなり、家中の温度差は1~2程度に保たれます。
外気-10℃の夜に暖房を止めても、朝の室温は16℃以上を保つような家を実現します。
断熱が活かされるのは冬だけではありません。夏の冷房も抑えられ、少ない電力消費量で過ごすことが可能です。
家の燃費を抑えながら快適な生活を送るために、断熱の施工を正しく行うことが重要です。
基礎断熱
嬬恋、軽井沢などの寒冷地では設備配管凍結の心配があります。
そのため、コンクリートの外側に断熱材を施工する基礎断熱は地域的に有効な工法です。
また、断熱材内側のコンクリートを蓄熱体として利用できるため、床下での暖房も可能になります。
基礎断熱の防蟻
基礎断熱を行う場合、防蟻断熱材を使用します。当社では主にパフォームガードを選択。
べた基礎では外側、布基礎では外側もしくは内側での使用を基本としています。
壁の断熱「充填断熱」
壁の断熱材は、安価で寸法が豊富、木材が乾燥しても隙間ができずらい、施工がしやすく性能が安定しているため、高性能グラスウール(16k)を使用しています。120㎜の充填が標準施工になります。
付加断熱
10年以上にわたり付加断熱を施工し、現在では、ほぼ100%実施しています。
スタート時は50㎜だった施工も現在は140㎜までになりました。
コスト、建物の大きさなどで仕様を選び適切な付加断熱を行っていきます。
天井断熱
ブローインググラスウール400㎜が基本仕様です。天井裏であれば施工も手軽です。
500㎜以上のものでも簡単に実施できるため、天井断熱がコストパフォーマンスでは1番だと考えます。
屋根断熱
勾配天井、ロフトなどの空間を広く取りたいときには、屋根断熱を施工します。
吹込みグラスウール35k, 300㎜を基本としていますが、最近ではそれ以上のものも増えてきています。
天井断熱よりはコストがかかりますが、空間を大きく利用できるデザインが可能になります。
開口部
室内の熱のうち30〜40%は建物の開口部から逃げてしまうといわれています。
サッシの構造、ガラスの性能は昔と比較すると素晴らしく向上していますが、やはり壁の断熱性能には届きません。
当社では樹脂サッシを基本としながら、部分的には木製サッシを使用する事も視野に入れ、選択します。
ガラスはトリプルガラスを主に使用しています。
他にも、冬の日射量がすばらしく多い嬬恋・軽井沢では南面に日射取得の大きいペアガラスを使用することもあり、燃費計算をふまえ使用する素材を採用していきます。
気密
気密性能は、断熱材の性能を十分に発揮させるための大事な要素ですが、気密だけでは断熱性能の向上にはなりません。
そのため、丁寧な施工が必要となります。
たとえば、室内で発生した湿気を含む空気が壁内に侵入することを防ぎ、結露の発生を抑えます。
換気
気密性能が良い現在の住宅で、快適な住環境を維持するために換気はとても重要です。
自然に換気されていた以前の住宅とは違い、汚れた室内の空気と新鮮な空気の入れ替えが必要です。
排気ファンを回すことにより給気口から屋外の新鮮な空気を取り入れる第3種換気よりも、換気により室内の熱を捨てることなく回収できる熱交換型の第1種換気設備の性能が向上しました。
そのため第1種換気設が主流になっています。
最近ではダクト配管のないダクトレス第1種換気もあり選択も増えています。
暖房
主役は建物の断熱性能です。なので、暖房器具は足りない熱量を補うだけで充分。
窓からの日射も活用する事で有効な暖房エネルギーになります。
当社では主にパネルヒーターを採用しますが、建物の仕様・環境などにより床上・床下暖房を選択することで、エアコン、薪ストーブ、FFファンヒーター等、様々な要望に対応しています。